最終更新日 2024年4月8日 by obliok
「ゴミ屋敷になってしまう理由が知りたい」
「近隣にゴミ屋敷になっている家があり、なんとか解決したい」
「東京でゴミ屋敷片付けの専門の会社を探している」
ゴミ屋敷化問題を解決したいとき、早く解決したいという理由からすぐに住民と話し合う機会を設けようとする人も多いです。
住民と話し合った上で今後の方針を決めるやり方も大事ですが、十分な理解がないまま話し合いを始めてしまうと失敗してしまう可能性が高いと言えるでしょう。
問題をスムーズに解決したいのであれば、まずはゴミ屋敷化してしまう理由を理解しておくべきです。
自分では思い至ることができなかった事情が隠されていることもあるので、なぜこの問題が引き起こされてしまうのか理解を深めるところから始めてください。
目次
ゴミ屋敷化してしまう理由
住民の性格
問題が起こることにはいくつかの理由がありますが、まずは住民の性格が原因となっていることがあります。
モノを大事にしなければならないという意識が強かったり、1度手に入れたモノを手放すことが勿体ないと感じていたりする人は、なかなか処分することができません。
一般的に考えるとモノを大切にすることは良いことですが、度が過ぎていると問題です。
自宅におさまりきらないほどのモノを抱え込むほどであれば、どうにかする必要があります。
時間がなくて片づけできない
次に時間がなくて片づけできないという場合もあるでしょう。
一人暮らしをしている人の家に大量のゴミが溜まっている場合は、この理由であることも多いです。
また、パートナーに先立たれてしまい、今までパートナーが行ってくれていたように片づけする時間が取れないというケースもあります。
身体の問題
身体の問題で難しいこともあるでしょう。
特に高齢者は体力の衰えから掃除することが苦手になってしまう人もいます。
頭は元気だけれど身体が思うように動かず、片づけたいのにゴミが溜まっていく一方という場合もあることを知っておくと良いです。
高齢者でなかったとしても、事故の後遺症が原因で片づけるほどの体力がない、怪我を理由に難しいというケースもあります。
精神的な問題
精神的な問題が理由のケースも多いです。
精神が不安定なときに、モノを溜め込んでしまう人はいます。
その人にとってはゴミに囲まれた環境こそが落ち着ける場所であり、片づけることで落ち着かない状態になってしまうという場合もあるので要注意です。
疾患
疾患が理由となっている場合もあります。
認知症などの疾患がある場合は、今までのように片づけることができません。
そもそも、ゴミを増やしてはいけない、片づけなければならないという認識すらない可能性が高いです。
意思の疎通が取れる場合は認知症ではないと思うかもしれませんが、急にゴミを溜め込んでしまうことは典型的な認知症の症状の1つなので注意が必要だと言えます。
考え方を変えるための話し合いが必要
ゴミ屋敷化してしまう理由にはこういったものがあることを覚えておきましょう。
理由を知ってみると、単に片づけるように指示するだけでは解決できないことに気づけるはずです。
たとえば、考え方の問題からゴミを溜めている場合は考え方を変えるための話し合いが必要となります。
勿体なくて捨てられないという意識がある人には、溜め込んでいても誰も使わないから更に勿体ない、使えるものだけ家に置いておけば勿体ないと感じることがなくなるなどの説明が必要です。
何でも買ってきてしまう人には買い過ぎでダメになってしまう食品があること、そのような生活を続けるとお金がなくなることなど、何でも買うべきではない理由を説く必要があります。
忙しさや身体の問題を理由に片づけが困難な場合は、サポートを申し出たりサポートを受けられるサービスを紹介したりする方法が有効です。
精神的な問題が理由の場合
どうにかしたいという気持ちがある場合は、誰かに手助けしてもらえるのであれば片づけようという気持ちになってくれることもあります。
精神的な問題が理由の場合は、これを解決することから始めなければならないことも多いです。
片づけたとしても不安などを理由に再びゴミを溜め込む恐れがあるので、根本的な問題の解消も必要となります。
認知症などの疾患が理由の場合は、住民の生活を見直すことから始めなければなりません。
一人暮らしであったり高齢者だけの住まいであったりする場合は、そのままにしておくと危険です。
施設やデイケアなどを利用したり、家族などが介護を行ったりした上で片づけなければ、すぐに同じ問題に困ることになってしまうと覚えておきましょう。
まとめ
自分の家を綺麗にできる人からすると、なぜ片づけられないのかと不思議に思うかもしれないですが、こうした事情が隠されていることが多いです。
相手に対する理解がないまま強硬手段に出てしまえば、何度も同じ問題を繰り返す恐れがあるだけでなく、住民とトラブルになる可能性も高くなります。
トラブルなく問題を解決したい場合は、ゴミ屋敷化の理由を知った上で適切な行動を考える必要があるでしょう。
自分の常識だけで考えて進めようとするのではなく、相手にどういった事情があるのか冷静に分析しながら話を進めていくようにすれば、円滑に問題を解決できる可能性が高まります。
【関連リンク】
ゴミ屋敷 業者 東京
