嬉野温泉とはどんなところか

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最終更新日 2024年4月8日 by obliok

日本でも屈指の歴史を誇る嬉野温泉は、1800年以上の歴史があります。
神功皇后が傷を負った白鶴が湯あみして元気に飛び立つ様子を見て言った言葉に由来して温泉の名をつけたと由来がある程、歴史的にも古くから知られているところです。
なお、実際に700年代に記録されている書物に、万人の病を治す名湯として名が残されています。

江戸時代には長崎街道の宿場町として有名

江戸時代には長崎街道の宿場町として有名で、戦後は歓楽温泉街として栄えていました。
団体向けの大型旅館が多く、芸者を呼んで宴会をやった時代があったといいます。
大型旅館が今現在でも多く、芸者さんの練習風景を見学できるカフェなど当時をしのばせる風景を見ることが可能です。
近年では女性をターゲットした様々な施設が存在しており、歓楽温泉街としての影はほとんど見られません。
女性向けの施設が増えているのは確かです。
嬉野温泉の泉質はナトリウムを多く含む重曹泉で、弱アルカリ性となっています。
源泉は85度から95度の高温です。
効能は、リューマチ・神経痛・皮膚病・婦人病・貧血・切り傷・呼吸疾患などとなっています。
なお、近年でぬめりがある重曹泉であることから、余分な皮脂や分泌物を洗い流して血行促進を期待させるため、美肌の湯という効能で知られるようになりました。

日本三大美肌の湯としても知られている

そのため、女性客が増加しており、様々なスポットで女性向けのサービスがよく見られます。
日本三大美肌の湯としても知られており、定期的に入浴することで一皮むけたつるつる肌になれると喜ぶ女性は少なくありません。
なお、保湿効果もあるため、入浴するだけで肌の保湿を期待できるところも美人の湯と呼ばれるゆえんです。

嬉野温泉のアクセス

鉄道のアクセスは複数の駅からバスが出ている為、比較的スムーズにたどり着けます。
武雄温泉駅から約30分、佐世保駅からは約1時間となっている為、最寄りの駅から行けるでしょう。
また、高速バスからの移動も可能です。
福岡からの高速バスが出ている為、高速バスを利用して約2時間ほどかかります。
長崎市からは約1時間です。
東京などから訪れる場合、電車で福岡まで行くか、飛行機で行くかなどによって多少移動時間は変わります。
飛行機で移動した場合、佐賀空港では空港乗り合いタクシーを利用可能です。
佐賀空港からは、約1時間程度の移動時間となっています。
東京などから高速バスを利用する場合、東京から福岡までの高速バスが複数のバス会社で運行しています。
福岡から嬉野温泉行のバスに乗り換えて移動することが、最もスムーズです。
自家用車で行く場合、長崎自動車道嬉野インターチェンジから約5分です。
移動する距離や時間に合わせて時間を調節し、出かけることが必要となります。
なお、1日に4便しか走っていない路線もあるため、確認して移動手段を考えることも忘れないでください。

嬉野温泉の名物

嬉野温泉の最も有名な名物は、とろける湯豆腐です。
他の地域で知られる湯豆腐とは異なり、独特の調理方法で温泉水を使って作られています。
地域の野菜などを加えて作られており、口に入れた瞬間ほどけるように溶けていく豆腐を堪能する人は多いです。
人気が高く、宿泊せずに食べに行く場合、数時間並ぶ可能性があります。
また、嬉野では古くからお茶の栽培も盛んに行われており、温泉とお茶を組み合わせて旅館の名物にしているところもある程です。
入浴できる時間に制限があるため、出かけるときには時間も確認してから行くと、幸せな気分で入浴できます。
なお、お茶を使ったご当地オリジナルスキンケアアイテムなどもあるため、気になる人はお土産に手に入れることが多いです。
リピーターも多いといいます。

日帰り温泉施設も多く存在している

日帰りで出かける場合、観光協会や観光案内所などで販売されている、16か所の入浴施設で使える12枚つづりのチケットを使って入浴することも可能です。
必要なチケットの枚数は施設によって異なるため、施設で確認してから決められた枚数を出すことになります。
スタンプを押すことができるため、貯めて記念品をもらう事も可能です。
温泉旅館が60軒以上軒を連ねる嬉野温泉ですが、日帰り温泉施設も多く存在しています。
江戸時代に藩が運営する浴場として作られ、シーボルトも利用したとされる施設は、歴史ある建物として知られており、多くの人でにぎわっているのが特徴です。
家族向け貸切露天風呂のある施設や、緑に囲まれて入浴できる内湯のある旅館など、様々なスポットがあります。
女性が立ち寄りやすいよう雑貨店などを併設しているところもあるため、女性が友人同士で宿泊するのを見ることも多いです。
他の地域よりも洋館が多く、歴史ある温泉でありながらどこか異国情緒を感じさせます。
チケットを使って入浴できるスポットや、料金を払って入浴できるスポットなどがあるため、確認しながら湯めぐりをするのも楽しいでしょう。

まとめ

なお、宿泊する場合は日帰り200円でどこでも入浴できるチケットを宿泊先からもらえます。
利用することでいろいろな旅館やホテルのお風呂を堪能できるため、のんびり湯治したい人には最適です。