情報化社会を支える光回線

インターネット

最終更新日 2024年4月8日 by obliok

インターネット環境を誰もが当たり前に使うようになった現代において、情報を素早く伝達してくれる回線は無くてはならないものです。
これまでさまざまなインターネット回線が登場してきましたが、光回線は伝達速度や安定性から普及してきました。
自宅で使用しているという人も多いのではないでしょうか。
仕事を自宅に持ち込んで行うテレワークにおいても大量の情報の送受信ができるため、助けられている例も多いはずです。

光回線とは

では、そもそも光回線とはどのようなものでしょう。
光回線とまとめて称されてはいるものの、実は複数の種類が存在しています。
NTTフレッツ光、光コラボレーションサービス、NURO光、そしてその他のサービスです。

参考/コミュファ光

NTTフレッツ光

このうちもっともメジャーなのはNTTフレッツ光でしょう。
北海道から沖縄まで日本各地で利用できる利便性から普及率も高く、都心から遠く離れた場所にも安定した回線を提供しています。
高いシェアを誇るのも当然とされるもので、光といえばまずはこの回線です。
かつては国営だったNTTが提供しており、抜群の信頼性を誇っています。
NTTの回線はNTT自身がフレッツ光として各家庭や個人に提供するだけではなく、通信サービス会社にも提供されています。

光コラボレーションサービス

光コラボレーションサービスとは、NTTの回線を利用して他社が提供しているサービスの総称です。
独自の光回線を持っていない他社からすればすでにあるものを利用するだけで済み、そこに独自の料金やサービスをプラスして提供できるなどの利点があります。
消費者側からしてもNTTとはまた異なるサービスの提供を受けられるため、選択の幅が広がったのもメリットと言えます。
NTTは東日本と西日本に分かれており、名前は似通ってはいるもののそれぞれ異なる事業者です。
他社はNTTから回線を買い、別の名前をつけてサービスを販売しています。
光コラボレーションサービスの内容や付加価値は実にさまざまで、消費者がそれぞれ自分の都合に合わせた選び方ができるのも特徴です。

セット割の魅力

付加価値として付け加えられているものの代表にはセット割が挙げられます。
電気などのライフライン、またはスマートフォンとのセットなどもよく見られるものです。
セット割の魅力は常時使っているものが割安になるという点にあります。
電気をはじめとしたライフラインは意識せずとも毎日使うもので、生活には欠かせません。
いつもと同じように使っているのに使用料を安く抑えられるのは、消費者にとって嬉しいメリットです。
今や誰もが使うようになったスマートフォンとのセットも同様でしょう。
毎日使うものだからこそ価格を抑えたい、消費者心理に沿うサービスと言えます。
また、これまで契約から数ヶ月の間は最低利用期間として解約不可か、もしくは期間内の解約には違約金の支払いが当たり前でした。
しかし、一部の光コラボレーションサービスでは最低利用期間を撤廃したものも出始めています。
単身赴任で一時的に使いたい、しばらく滞在するからその間だけ回線を引きたいといった場合にも使いやすくなりました。

プロバイダとのセット契約が基本

注意点としては、プロバイダの存在でしょう。
光コラボレーションサービスの多くは、プロバイダとのセット契約が基本です。
プロバイダはインターネットと接続を行う際に必須ですが、すでに別の契約をしている場合は乗り換えるかどうか悩みどころになります。
回線とセットにした場合の金額と見比べるなど、メリットが大きい契約を選ぶことをおすすめします。

NURO光

ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するNURO光は、これまでNTTが自社あるいは他社へ卸売をして提供してきた回線とは異なるものです。
下り速度最大2Gbpsを誇る高速回線で、快適なインターネットブラウジングを求める人にとっては最適です。
NTTが提供するサービスでは速度が出ないといった場合にも、NURO光を検討してみると良いでしょう。
利用可能地域は限定されているものの、サービス拡大にともなって順次増えています。
高速ではありますが料金は抑えられており、これはプロバイダもNURO光が引き受けていることが理由の一つです。
NURO光に乗り換える際は、プロバイダ変更も必要になることは覚えておきましょう。

まとめ

NTTを筆頭にさまざまな会社が取り扱っている光回線により、これまでになかったインターネットの世界を楽しめるようになりました。
情報化社会において欠かせないものであり、多くの人々に今後も使用されていくでしょう。
国内で圧倒的なシェアを誇っているNTTや、追従するソニーネットワークコミュニケーションズ以外にも事業者は存在します。
KDDIグループをはじめとした他社、あるいは電力会社などが事業に乗り出しています。
各社ごとにサービスの内容や料金設定は異なり、好みに合わせて選択できます。
自分にもっとも合った光回線を見つけることが、さらに快適なインターネットを体験するための鍵になるはずです。