後藤社長も注目!テナントや来客の平和を守るビル管理

ビジネス

最終更新日 2024年4月8日 by obliok

「ビル管理に資格はいるの?」
「ビル管理業務の内容について知りたい」
「後藤悟志社長ってどんな人?」

ビル管理は主に商業ビルやオフィスビルで電力や空調などの管理を行います。
どんなに立派なビルでえあってもただそこにあるだけで快適に過ごせるわけではなく、日々のメンテナンスが必須になります。
ビル管理は機械関係や防災なども担当することが多く、ビルにとって欠かせない業務です。

原子力マネージメント技術のアトックス

後藤悟志氏が教えるビル管理業務

一口にビル管理といっても多種多様な業務がありますが、中でも設備管理や保守は大切な仕事だと太平エンジニアリングの後藤悟志社長は言います。
電力やボイラー、空調など様々な設備がビルには備わっており、これらが常時稼働しているからこそテナントや来客は快適に過ごすことができます。
そこにあるのが当たり前であり、普段は意識することがない電力や設備ですが、一度でも停止してしまえば大きなトラブルになるでしょう。
ビル管理は法定点検などを行い、設備が問題なく稼働するように保守を行います。
点検中に故障箇所や不具合があった場合には速やかに修理し、テナントにトラブルが発生しないように配慮してくれます。
なお、法定点検とは法律に基づいた点検となっており、あらかじめ定められた期間で点検が必要です。
建築基準法や電気事業法など各種設備に基づいて項目が定められ、適正に実施しなかった場合には罰則も設けられています。

定期的な点検と修繕が必須

消防設備や防火設備などビルにとって重要なものも多く含まれており、適正な点検を行わなかった場合には出火により重大な事故が起こる可能性もあるでしょう。
いつも通りの日常を保ちながらビルを使い続けていくためには、定期的な点検と修繕が必須です。
ビルにはスプリンクラーをはじめとした各種設備が備えつけられており、これらは万が一火災が発生した場合に速やかに稼働しなければいけません。
スプリンクラー設備保守点検や総合消防設備保守点検、外機消防設備保守点検などはそれぞれ年1回の実施を定められているため注意が必要です。

警備についても大きな役割を担っている

警備についても大きな役割を担っていることを忘れてはいけないでしょう。
トラブルとして考えられるのは火災だけではなく、時には不審者が侵入することもあります。
警備員が巡回を行う場合は施錠点検などが含まれますが、近年では建物内に常駐するタイプの警備は減少傾向にあり、遠隔での警備が主に行われています。
遠隔警備の場合、セキュリティサービスの監視センターなどで建物内の監視を行い、不審者や火災を発見した場合にはただちに対処やスタッフの派遣などを行います。
会社によっては清掃業務を行うこともあり、設備やテナントを綺麗に保つために定期的な清掃を実施することになるでしょう。
一般的に行われているのは毎日の清掃に加えて、定期的に実施する大規模清掃などがあります。

ビル衛生管理法では衛生管理業務も含まれている

ビル衛生管理法では衛生管理業務も含まれており、害虫駆除や水質検査なども対象です。
給排水設備の清掃などもビル衛生管理法により定められた清掃の一つとして挙げられます。
それではビル管理を行うためにはどのような資格が必要なのでしょうか。
これほど多くの業務を行うのだから、たくさんの資格が必要に違いないと思う人もいるかもしれません。
様々な事柄に気を配りながら、テナントや来客が気持ちよく過ごせるように配慮しなければいけない仕事です。
難しい仕事ではありますが、ビル管理を行うにあたり資格自体は必須ではありません。

未経験であってもこの業界に飛び込むことができる

資格がなくても応募できる募集は求人サイトなどに多数掲載されたおり、事実まったくの未経験であってもこの業界に飛び込むことができるでしょう。
しばらく業務を行ってみて興味が湧いた場合には、関係するいくつかの資格を取得してみることをおすすめします。
第2種電気工事士、危険物取扱者乙種、2級ボイラー技士、第3種冷凍機械責任者などが該当しており、これらはビルメンテナンスに活用できる基本的な資格です。
メンテナンスを行う上で必須でもあり、一方で基本的ともされる4種類でしょう。
未経験者も募集している求人であれば、これらの資格を所持していなくても充分に応募することは可能です。

難関とされるのは第3種電気主任技術者

さらに資格を取ってみたいと考えるなら、第3種電気主任技術者やエネルギー管理士、建築物環境衛生管理技術者などを目指すことになります。
この中でも特に難関とされるのは第3種電気主任技術者となっており、電気関係の資格の中でも合格率は低めになっています。
受電設備や関係施設の知識を証明する高難易度の資格であり、所持することでビルメンテナンスへの理解をよりいっそう深めることができるでしょう。
大規模施設やエネルギープラントなどのメンテナンスを担当するなら、電気と熱の2種からなるエネルギー管理士が必要になります。
こちらも第3種電気主任技術者と同じく難関になりますが、メンテナンスを行う上で必須でもあります。

まとめ

商業ビルや大型ビルのメンテナンスでは場合には、建築物環境衛生管理技術者を活用することができるでしょう。
大型のビルなどで必要とされる資格となっており、比較的取得しやすいことから多くの人が挑戦しています。